2025年6月、神戸市内のラーメン店で食事をした複数の客が発熱や下痢などの症状を訴え、SNS上で急速に話題となっています。
中でも「METRORAMEN」の名前が拡散され、加熱不足の鶏チャーシューが原因ではないかとの声が相次ぎました。
市の保健所も調査に乗り出すなど事態は大きく動いており、ネット上では店舗名の特定や食の安全性について議論が白熱しています。
- 神戸市内のラーメン店で発生した食中毒騒動の概要
- SNSで急浮上した店舗名「METRORAMEN」に関する情報
- 原因とされる鶏チャーシューと症状の関連性
- 保健所の対応
についてお伝えします。

体調不良を訴えている人が何人かいるみたい…
神戸で発生したラーメン店の食中毒騒動とは?
この情報はSNS(X)を中心に拡散され、「ラーメンを食べたあとに39度の高熱が出た」「一晩中トイレから離れられなかった」など、リアルな体験談が次々と投稿されました。
悪い知らせ
— ホー夕ン (@NCP0289) June 5, 2025
人生初のカンピロバクターで体調が終わり散らかして現地行けるか怪しくなってきた
いや食ってる時「チャーシューめっちゃ生じゃね???」とは思ったんだよな…… https://t.co/8T1KMvBThS
— ホー夕ン (@NCP0289) June 5, 2025
投稿された内容が多数に及んだことで神戸市にも通報が入り、保健所が対象の店舗に対して立ち入り調査を実施することに。
公式な発表では、食中毒が疑われる症例が6月1日から2日にかけての間に集中しているとのことです。
保健所によると、症状や潜伏期間などから細菌性の食中毒が強く疑われるとし、食材や調理工程、店舗の衛生管理体制などを詳しく調査中です。
次では、この事件で店舗名として注目された「METRORAMEN」について詳しく見ていきます。
SNSで急浮上した店舗名「METRORAMEN」とは
今回の食中毒騒動の中で、SNS上で特に注目を集めたのが神戸市にあるラーメン店「METRORAMEN(メトロラーメン)」です。
X(旧Twitter)では、「○月○日にメトロラーメンで食べた後に高熱が出た」「チャーシューが赤かった」など、店名を明示して投稿するユーザーが複数登場しました。
自分も日曜日の昼にたべました。火曜日に発熱、水曜日から下痢が止まらないです。
自分も日曜にそこでラーメン食べて体調終わり散らかしてます… 原因これだったのかぁ…
これにより、「食中毒を起こしたのはこの店ではないか?」という疑いが拡散。
Googleマップのレビュー欄やInstagramにも心配や批判の声が相次ぎ、店舗名が一気に炎上ワード化していきました。
しかしながら、
一方で、過去に同店を訪れたユーザーの投稿には「鶏チャーシューがレアだった」とする声があり、この点がSNSユーザーの不安や疑念をさらに強める結果となっています。
続いては、問題視された「鶏チャーシュー」や発症した症状、疑われる細菌について詳しく見ていきます。
鶏チャーシューが原因?症状やカンピロバクターの可能性
SNS上で多くの人が共通して口にしていたのが、「鶏チャーシューが生っぽかった」「中が赤かった」という点です。
これにより、「加熱不足の鶏肉が原因では?」とする声が広がりました。
鶏肉に潜む細菌として最も代表的なもの。
生焼けや半生状態の鶏肉を摂取することで感染することがあり、潜伏期間は1〜7日、発症すると高熱・下痢・腹痛といった症状が見られます。
今回の報告でも、「翌日から高熱が出た」「下痢が止まらない」など、典型的なカンピロバクター中毒の症状と一致しているケースが多く報告されています。
神戸市の保健所もこの点に着目し、店舗で使用されていた鶏チャーシューの調理状況や温度管理、仕入れ先などについて現在調査を進めているとのことです。
現時点ではまだ正式な検査結果や確定的な原因は発表されていませんが、食品の加熱管理がいかに重要かを改めて認識させられる事案です。
次は、保健所や店舗側がこの件にどのように対応しているのかを詳しく見ていきます。
保健所と店舗側の対応はどうなっている?
今回の騒動を受けて、神戸市の保健所は速やかに対象店舗への立ち入り調査を実施しました。
神戸市内のあるラーメン店で食事をしたあと、体調不良になったと訴える投稿がXで複数寄せられている。市は、同様の情報が市にも寄せられたとして、2025年6月6日に保健所の立ち入り調査を行ったとした。
Yahooニュース
調査では、厨房内の衛生状態や食材の保管状況、加熱温度の管理、スタッフの衛生管理などが重点的に確認されたといいます。
現時点で保健所は「複数の体調不良報告が寄せられており、細菌性食中毒の可能性を視野に入れて調査中」とし、今後の対応としては
検体検査結果を待ってから正式な判断を下す予定
としています。
しかし一部ユーザーによると、店舗が「数日間の臨時休業に入った」との報告もあり、何らかの内部対応が行われている可能性があります。
神戸市側は店舗名の公表について「現段階では控える」としながらも、調査結果によっては行政処分や営業指導が入る可能性もあるとしています。
追記:6月7日から9日までの3日間営業停止処分
保健所の調査により、「METRORAMEN」の利用者男女8人から、下痢や発熱の症状があったことがわかったとのことです。
これによりこの店舗には、3日間の営業停止が命じられました。
8人の共通する飲食物がラーメン店の食事以外にないことなどから、保健所は、この店が提供した食事を原因とする食中毒と断定。6月7日から9日までの3日間営業停止を命じました。
livedoor News
神戸ラーメン店の食中毒事件に関するQ&A
Q: 食中毒が発生したラーメン店の名前は公表されていますか?
A: 現時点では、神戸市や保健所から店舗名は正式に公表されていません。SNS上では「METRORAMEN」の名前が挙がっていますが、確定情報ではなく、憶測の域を出ていません。
Q: 食中毒の原因は明らかになっていますか?
A: 保健所が調査中で、正式な原因は発表されていませんが、SNSでは「加熱不足の鶏チャーシュー」が原因ではないかとする声が多く出ています。カンピロバクターによる細菌性食中毒の可能性があると見られています。
Q: METRORAMENは営業を続けていますか?
A: 一部のSNSユーザーによると、店舗は臨時休業に入ったとの報告がありますが、公式な営業情報や声明は確認されていません。
Q: カンピロバクターって何ですか?
A: カンピロバクターは、主に鶏肉に含まれる細菌で、加熱が不十分な肉を食べることで感染します。感染すると高熱、腹痛、下痢などの症状が数日続くことがあります。
Q: SNSの情報は信じていいのでしょうか?
A: SNSはリアルタイムで情報が広がる便利なツールですが、事実確認が取れていない情報も含まれているため、公式発表を待つことが重要です。
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